モトコランドのトイプードル
私たちが最も古くからブリードを手がけたのがこのトイプードルです。モトコランドではレッドとアプリコットのみを育てています。
トイプードルは毛抜けが少なく、体臭がなく、知能や運動能力が高いです。家庭犬として人間とともに暮らしやすく、極めて完成度の高い犬種です。
ところで、モトコランドのトイプードルはずっと以前はよく芸能界の方々にお譲りしてきました。例えば、石立鉄男様にはご来舎頂いて、多数の~な方をご紹介頂きました。その~な方の中には宝塚歌劇団の方も数名いらっしゃいまして、男役元トップスターのT・K様もレッドのプードルを飼って頂いてます。
トイプードルの大切なセオリー
トイプードルに関するとても大切な繁殖のセオリーを記しておきます。
「トイプードルは毛色が違えば、犬種も違うと思え」
モトコランドが20年余のブリーディング経験から導き出した答えです。一般の方がご存知ないのは無理からぬことですが、プロのブリーダーでもそれを知らずに繁殖をしている方がいますので、トイプードルをお探しの方はご注意ください。
昭和34年、三井物産の社長(益田孝)の長男でショーブリーダーでもあった益田太郎氏は、「トイプードルのカラー・ブリーディングの知識」と題して、とある書籍にこう書いています。
「・・・異なった毛色の犬との交配から生まれる好ましくない毛色のプードルまたはブチ(斑)の発生は、良心的に淘汰繁殖を禁止して後世に悪い種を残さないよう心がけるべきであります。(以下省略)」
レッドに関して言えば、掛け合わせる父と母の毛色は、レッド同士、又はレッド×アプリコットでなければいけません。レッドとアプリコットは異なる毛色ですが、非常に相性の良い毛色ですから綺麗な子達が生まれます。またモトコランドでは代々レッド同士の交配を続けてきたのでとても綺麗なレッドのトイプードルが生まれてきます。
<トイレの躾ができている>
ペットショップやブリーダーから子犬を飼った際、一番困るのはトイレの躾です。「赤ちゃんだから失敗しても仕方ない」と思っている方が多いようですが、そんなことはありません。実は専門家(プロ)でも、このノウハウを知らない人が大半で、愛犬家のみなさんが困ってしまうわけですが、モトコランドの子達はすべてトイレの場所を覚えてます。ですから、楽に飼育のスタートが切れるでしょう。
<女の子の方が飼いやすい!?>
愛犬雑誌やネット上の情報や一般的な考え方として、「女の子の方が飼いやすい」とよく言われますが、それは大変な間違いです。また、男の子と女の子の違いをよく質問されますが、性格はほとんど同じだとお考え下さい。性格に関しては、遺伝や躾が大切ですから、幣舎へお尋ね下されば詳しくお話致します。マーキングについてですが、「オス=マーキングする」「メス=マーキングしない」とお考えの方が実に多いですが、これも間違いです。
<子犬は小さい方が、幼い方がなつきやすい!?>
「赤ちゃんは幼いほど飼い主になつきやすく、新しい環境にも慣れやすい」というのは大きな大きな間違いです。とても多い誤解のひとつです。成犬であってもなついたり、慣れるのにそう時間がかからないものです。
そして、モトコランドの子犬たちは広々とした飼育環境で、多くの犬たちと過ごし、社会性を身に付けるため、月齢が経てば経つほど飼育しやすい子に成長します。
また、身体が成長することで体力・抵抗力が付き、知恵も付き、排泄の回数も減っていきますので、どんどん飼いやすい子になってゆくものです。
「パピー合宿」
子犬が巣立つ前、つまり子犬のお引渡し前に、モトコランドで社会性を身に付け、散歩デビューを果たす「パピー合宿」も行っております。初めて子犬を飼う方や共働きの方や小さなお子さんのいるご家庭にはぴったりです。
例えば、子犬のお引取り日を生後2ヶ月ごろではなく、3ヶ月ごろにすることができます。そして、生後2ヶ月以降の1ヶ月間、「パピー合宿」に入れて躾をしますと、躾が入るだけでなく、排便の回数が減り、ワクチン接種後の抱っこ散歩の時期や、シャンプーしてはいけない期間などの複雑な飼育時期が過ぎます。また、子犬が上手に歩けるようになっているので、すぐにでも「公園デビュー」できます。
「パピー合宿」 2,160円/日
<散歩は連続して行かない方がいい。規則正しい生活も必要ありません。>
「ウチの子は散歩へ行かないと排泄しないので、毎日散歩が大変。」「決まった時間になると吠える(要求吠え)。」これはよくあるご相談です。これらを解決するのが、毎日散歩へ行かないことと、決まった時間に決まったことをしないことです。例えば食事の時間や散歩へ行く時間などを不規則にすることで、犬は「待つ」ようになります。彼らの体内時計と記憶は物凄く正確ですから、不規則にすることが最善の方法です。また、モトコランドでは愛犬中心の生活ではなく、飼い主中心の生活の心がけを提唱しております。ほとんどのことにおいて愛犬に合わせず、飼い主に合わせてもらうよう躾けて、犬の社会性、協調性を引き出してもらいます。
<留守がちだから飼えない!?>
多くの愛犬家のみなさんは長い時間家を留守にされています。滅多に留守にしなかったとしても留守番させる機会はあるはずです。「遊んであげる時間が必要だろう」「寂しがるのはかわいそう」と思う気持ちは分かりますが、それをすると挙句の果てにはストレスに弱い、柔軟性の乏しい子になってしまいます。なぜだか分かりますか?
留守番できる子に育てなければなりません。それは難しくありません。
長い時間家を空ける飼い主さんには提案したいことがあります。それはモトコランドが紹介する広めのサークルで飼育することです。出かける前には排泄させることも大切ですが、簡単に排泄させる方法があります。そのような指導に従って飼育されれば留守がちでも愛犬と暮らせます。
<離乳食は1日2回>
雑誌や本では”離乳食は1日に3~5回に分けて与えましょう”と書かれていたり、獣医師にもそう言う人がいますが、それは必ずしも正解ではありません。ブリーダーによって飼育方法は異なるものですから、譲り受ける先の食餌方法に従って与えるべきです。モトコランドでは1日2回の離乳食を生まれたときから続けており、それを基礎として健康を維持し成長します。そして、我々が「お引渡しできる」と判断してからお引取りして頂いてますので、どうぞご安心下さい。
<多頭飼育のススメ>
多頭飼育(家族犬、お友達犬を迎えて2人以上の犬達と暮らすこと)
犬は社会性のある動物ですから閉鎖的な飼育環境よりも多種多様な人や犬と過ごした方が精神衛生上とても良いです。モトコランドがいう多頭飼育とは、たとえ犬種が違っても常に一緒に過ごす仲間(兄弟や姉妹のような関係)がいた方が良いですよ、という意味です。もし多頭飼育をお考えの際はご相談ください。