モトコランド産の特徴

モトコランドのトイプードルは毛色とサイズをはっきりと決めてブリーディングしています。
そうしなければきれいな毛色の子犬が生まれないですし、身体の大きさもバラバラになります。

トイプードルがこれほどまでに人気犬種ではなかった頃、
トイプードルの毛色やサイズは安定していました。

ところが人気犬種となってからは、レッド(毛色)同士で交配しなかったり、
スタンダードプードルとトイプードルを交配するブリーダーがほとんどとなりました。
それによって先述のように毛色も身体の大きさにも大きな個体差が出始めました。

トイプードルはあくまでもトイプードルとの交配が原則だと考えて、
モトコランドでは永年ブリーディングしてきました。
ですから、モトコランドのトイプードルの毛色は安定してレッドが生まれていますし、
身体の大きさもほとんどの子たちが2.0~3.0㎏くらいです。
もちろん2.0㎏未満の子もいれば3.0㎏を越える子もいますが、
モトコランドには俗にいう「Tカッププードル」はいませんし、
逆に体重5㎏や6㎏になるトイプードルもおりません。

近年多く見られるようになった「極端に毛量の少ない子」もいません。トイプードルはアフロヘアのような巻き毛ですが、この毛の密度が少なかったり、
寝てしまうような腰の無い毛質では、本来のトイプードルらしい魅力に欠けてしまいます。
モトコランドにはそのような子はいません。

モトコランドは昔ながらのトイプードルのブリーディングを愚直なまでに一切変えずに行ってきました。
私たちは特に変わった点はないですが、にわかに増えたブリーダーさん達によって大きくトイプードルが変わった結果、自然とモトコランドのトイプードルに希少性が生まれてしまいました。

外見以外のモトコランド産トイプードルの特徴をご紹介します。

モトコランド産の特徴

トイレトレーニングしています

ペットショップなどで「トイレのしつけ中」というポップを見たことがあるでしょう。
しかし、私たちが見る限りあの飼育環境でトイレの躾を入れることはできないと思います。
トイレトレーニングができる専門家がペットショップにはいないですから致し方ありません。
私たちはどのようにしてトイレトレーニングをしているのか、
分かりやすく説明することができます。

モトコランド産の特徴

幼い月齢の子犬をお引渡ししていません

最短でも生後60日までは子犬をお引渡ししていません。
2013年9月に動管法が大幅改正されましたが、それでも法律上は生後45日以上の子犬は親元から離してもよいことになっています。
それでは早すぎます。欧米にもそのような国はありません。
子犬はできるだけ長く親元にいた方がよいことはどなたでも理解できるものと思います。

モトコランド産の特徴

パピー合宿をお勧めしています

上述のように長い間、親子で育てることはとても大切です。
いかに経験があって、手間暇かけて育てているブリーダーであっても母犬の代わりは難しいものです。
子犬にとっての母親は唯一無二の存在です。
一方、ただ母犬や兄弟たちとだけ過ごさせて、成長させることは有意義とはいえません。
いろいろな躾を入れながら育てることが大切です。
兄弟以外の犬達と遊ばせたり、大型犬にも慣れさせて犬同士の社会性を身に付け、散歩では初めての首輪やリードに慣れさせて、上手に歩くことを教えたり(リーダーウォーク)、ブラッシングやシャンプー、爪切りや耳掃除など基本的なお手入れに慣れさせるなど、様々な躾を入れながら育てることを「パピー合宿」といいます。

モトコランド産の特徴

性格重視のトイプードル

外見は遺伝的要素とトリミング(被毛のカット)によるところが大きいですが、性格を形成される要素は持って生まれたものと、後天的要因(躾や飼育環境)によるものと両方あるものです。
このどちらにも注意を払ってブリーディングしなければなりません。
「臆病で神経質なトイプードル」ではなく、「明るくて社交的な性格のトイプードル」の作出に主眼を置いてきました。元来トイプードルは明るくて社交的です。
その性格を少しでも発展させるような飼育を実践しなければいけません。
それとおなじくらい大切なのが主従関係の構築です。「待て」「伏せ」「座れ」を教えるよりも前に「聞き分けの良い子」に育てることが大切です。
モトコランドはこの「性格作り」に力を入れています。

モトコランド産の特徴

躾と芸を区別する

モトコランドでは躾を「各家庭のルールを教えること」と定義しています。
その上で「待て」や「伏せ」や「座れ」が躾の範疇に入るかどうかをよく考えてください。
芸を教えて愛犬と楽しく遊ぶこともよいですが、私たちは芸を愛犬に教えていません。
犬の持つ柔軟性を引き出して、人間社会に適応するための基礎となるものは躾です。
その躾が何なのかを愛犬だけでなく、皆さんにお伝えしています。

モトコランド産の特徴

男の子も女の子も飼いやすさは同じです

昔からよく「女の子の方が飼いやすい」といわれてきました。
ペットショップや獣医さんもそう言う方々が多いです。
それは思い込みか、または少数の犬を見て判断しているからに外ならないでしょう。
過去に何万家族にもお引渡しをしてきたモトコランドでは、
男の子と女の子の飼いやすさに偏りは無いと断言できます。
大人しい男の子はたくさんいますし、男の子は室内でマーキングしません。
特別な飼育方法があるわけではないです。
※女の子の発情出血は約半年に1回あります。これは躾で対処できません。

モトコランド産の特徴

幼い子犬から飼育し始めた方がなつきやすいのか

このような事実はないですし、根拠もありません。
現にモトコランドでは、生後60日齢ごろに子犬をお引渡しさせて頂くことは
2~3%ほどしかありませんが、月齢が経てば経つほど飼育しやすくなっています。
「生涯サポート」をしているからこそはっきりと分かっている事実です。
生後2ヶ月よりも3ヶ月、3ヶ月よりも4ヶ月、4ヶ月よりも5ヶ月の方がどんどん飼育しやすくなります。
ちなみに、成犬(例えば12ヶ月とか24ヶ月)であればどうか。
モトコランドの子でなくても、ブリーダーが育てた子であれば、みなさんが驚くほどに
飼育しやすい子に育ち、10日もあれば新しい環境に慣れていきます。
※一般家庭で飼われていた成犬を他の方が飼われると、飼育が難しいことが多いです

モトコランド産の特徴

毎日散歩へ行ったり、時間を決めて食事を与えるべきか

いいえ!
「規則正しい生活」は昔から人には良くても、犬達には無意味です。
それが健康や精神衛生上、良い効果をもたらしません。
悪いわけではありませんが、良い効果がないですから、規則正しく同じことを繰り返さない方がいいです。
なぜ不規則を奨励するのかというと、「犬の体内時計」は分刻みだからです。
犬は同じ時間に同じことをすると、それを身体で覚えてしまいます。
一旦覚えると、それをしようとします。
それができないことがあると要求します。
これが要求吠えにつながるので、あえて時間を決めないで愛犬と接した方がいいです。
そうして「待つ子」に育て上げましょう。

また散歩に毎日行き過ぎると、屋外でしか排泄しない習慣が付くことがあります。
そうすると365日、雨の日も台風や雪の日でも散歩へ行かせることになってしまいます。
犬達にとって散歩はあまり運動にはなりません。
人間にとってはよい運動でも、愛犬にとっての消費カロリーはわずかです。
ですから、散歩は運動でもなくストレス発散でもなく、最大の目的は「お行儀よく歩かせる」ことです。
家を一歩出れば公の場です。
そこでは他人に迷惑を掛けられません。
お行儀よく歩けるようになった上で、好きな場所やコースを歩きましょう。
お行儀よく歩くためにはリーダーウォークさえできればいいでしょうか?
違いますね。
いかに外の刺激に慣れさせるかが大切ですね。警戒吠えしてしまっては困ります。
人や車や音など様々な刺激に慣れさせて、どんなところでも悠々と歩ける子にすべきです。
そういう目的意識を持って散歩に出ましょう。
ただし、成犬になってからでは遅いです。
生後5~6ヶ月までが大切です。

モトコランド産の特徴

留守の時間は平均9時間

2~3時間の留守は専業主婦の方にでもありますが、それを留守にカウントせずに留守の時間を平均すると9時間くらいです。12時間というご家庭も多いです。このように留守がちなご家庭は全体の6割ほどです。

上述の説明で理解されている方もいらっしゃるかもしれませんが、
愛犬との飼育の要諦は「何に慣れさせるか」です。
最初から留守に慣れさせると、そういうものとして暮らすものです。
犬を擬人化してはなりません。
彼らは人のことをよく理解する素晴らしい動物ですが、絶対に人ではないですし、
人とは大きく違う感覚を持っています。

私たちが留守がちなご家庭へ子犬をお引渡しするときに
一番気を使うのがトイレのことです。
モトコランドの子犬たちはトイレトレーニングをしているため、
私たちのアドバイスに従って飼育環境を整えていただければ
滅多に困ることなどありません。

モトコランド産の特徴

犬は寒さに強いが暑さに弱いのか

いいえ、犬が暑さに弱いのではなく、日本が暑い国だから
愛犬には暑さ対策が必要です。
人間と同じ感覚で温度調節するといいです。
留守番中は軽くエアコンをかける(29℃の設定で十分)といいでしょう。

「私の犬は寒がりなんです」とおっしゃる方がとても多いですが、
「寒さに弱い」ことと「寒がり」は意味が違います。
人間と暮らしていると寒さの感じ方が似てくる子が多いですが、
彼らは我々よりも寒さに対して順応性が高いです。
幼犬と老犬、そして病弱な子は別ですが、健康な子であれば生後5,6ヶ月も過ぎれば
寒さで体調を崩すことはありません。

モトコランド産の特徴

首輪はかわいそう、ハーネス(胴輪)で散歩へ行きたい

リーダーウォークで歩かせるためにはハーネスではいけません。
原則(盲導犬は別です)首輪を付けて散歩しなければ、愛犬をコントロールできません。
チョークカラー(首が締まるタイプの首輪)は犬の首を締めることを目的としたものではありません。
正しく使うとフラットタイプのカラー(首輪のサイズを固定できるもの)よりはるかに負担が少なく、
愛犬とリードを通してコミュニケーションが取れます。

ハーネスはソリ犬のための道具です。グイグイと引っ張らせたい場合はハーネスでもいいですが、
普通に散歩させたい場合はハーネスではいけません。
これが流行っている国は日本くらいです。

チョークといってもステンレス製ではなく、小型犬には布製の軽いものを使うといいです。

モトコランド産の特徴

離乳食は1日2回与えるだけです

雑誌には「子犬時代は1日3~5回に分けてエサを与えましょう。」と書かれています。
獣医師にもそういう方がいます。
モトコランドでは原則1日2回です。
軟便時には3回に分けて与える方法もありますが、成犬であれば絶食した方がいいですし、
滅多に3回に分けて与えることはありません。

つまり「朝と晩に時間を決めずに食事を与える」ことで十分です。

モトコランド産の特徴

多頭飼育のススメ

愛犬に仲間となる犬を迎え入れてあげることは、愛犬にとっては嬉しい話です。
ただし、先住犬の情報と私たちのアドバイスが必要です。
そうすれば先住犬にとってかけがえのない存在となり得るでしょう。
「2頭目を迎え入れた最初が心配」という方は多いです。
確かに最初が肝心なので、私たちは先住犬をお預かりして(愛犬合宿)、
ご予約された子犬とモトコランドで初顔合わせをして、共に1~2週間過ごさせます。

モトコランド産の特徴

すべての皆様に「モトコランド 飼育マニュアル」をお渡ししています

時系列に辞書的に読めるような構成になっています。
子犬のお引渡し前、お引渡し後1週間の注意点や、サークルの設置方法や
必要な飼育用品、ワクチン接種、食事の与え方、散歩のときの注意点、
去勢・避妊合宿について、各種セミナーの受講について、愛犬の体型の見方
躾のポイントやお手入れの方法などなど、ご予約頂いた皆様にプレゼントしています。

これでも分からないことや困ったことがあれば、「生涯サポート」によりアドバイスがありますので、
いつでもご連絡頂いております。
こうしてモトコランド特有のトイプードルが完成していきます!

モトコランド産の特徴